科目名 □社会学
担当教員   田中 豊治     
対象学年   1年   クラス   [001]  
講義室   S404教室   開講学期   前期  
曜日・時限   月2   単位区分    
授業形態     単位数    
準備事項    
備考    

講義概要/Class Outline

人間は本来社会的・関係的・相対的な存在である。周囲の他者や環境の恩恵なしには、一点一刻でさえ生きることはできない。私たちは必ず「現代社会」や「現代人」という歴史的環境状況との関係性の中に置かれているのである。
 社会学という学問は、こうした生きた人間と人間、個人と個人との関係のあり方をめぐる科学的な探究である。例えば、家族、学校、企業、農村、都市、地域、地球環境といった研究の対象領域がある。これらのテーマに対し、社会学的方法として、理論的・実証的・実践的・政策的にアプローチしていく。
 「社会学を学問する魅力とは何か」といえば、その思考過程を通して自分自身の生き方や考え方をよりよく知るという楽しみである。つまり社会学は、「社会認識の学」であると同時に「自己認識の学」でもあり、この「社会学する」ということの喜びと苦しさを共に味わいたい。
 

講義計画 /Class Structure

内容
1 社会学事始め
社会学的アプローチとは何か、私と学問との出会いなど
2 「社会学する」ということの意味
宇宙史・21世紀の中の自分史の位置づけ、パーソナルアイデンティティ(自分らしさ)の発見、自分探しへの旅など
3 家族社会論
家族の原像について考える、家族の本質、家族の構造・機能、家族関係、家族病理(家庭内暴力)など
4 地域社会論
都市と農村、都市的パーソナリティの特質、都市病理など
5 現代社会論
地方自治論、地方分権論、市町村合併問題、都市再生論など
6 まちづくり組織社会学
組織と人間の共生関係、中央と地方との関係など
7 住民参加とボランティア活動
市民主体のまちづくり
8 市民セクターとNPO活動の活性化
世界のNPO /NGO運動の動向
9 まちづくり協働システムの組織開発
様々な地域主体のネットワーク化
10 これからの国際社会・地域社会の動向と自治体職員のあり方
11 国際的人材開発のためのエンパワーメント①
理論と実践のワークショップ
12 国際的人材開発のためのエンパワーメント②
理論と実践のワークショップ
13 日本の将来とアジア共同体構想の展望
14 まとめと今後の課題(質疑応答)
 

学習・教育目標/Class Target 機械工学科−(A)総合的な学問的知識を習得し、地球的視点から多面的・長期的・原則的に思考できる素養を有する。

電気情報工学科−(A)技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解を有する。

物質生命化学科−(A)地球環境を考慮し、国際的視野に立ち、物質・生命・環境に関し調和する技術を理解する能力と、それらの技術が自然に対して負っている義務と責任について判断できる能力。
  (a)国際的視点から、総合的な学問的知識を修得し、多面的・長期的・原則的に思考できる素養を身につける。

都市基盤デザイン工学科−(A)幅広い学問的知識を習得し、地球環境に配慮できる素養を身につける

建築学科−(A)多様な価値観の理解能力 グローバル化した現代文明を踏まえながらも、人間性および人類が持つ多様な価値観について理解を深め、国際的な環境の中で働く技術者として、適切な意志決定と行動ができる幅広い世界観・歴史観を涵養し、平和的に技術活動ができる能力を育成する。

バイオロボティクス学科−A.地球的視点から思考し,社会に対する責任感と倫理観を有する技術者
(A1) 幅広い学問的知識を習得し,地球的視点から思考できる素養を身につける  
評価基準/GradingCriteria 平常点と試験で評価する。  
評価方法/GradingMethod 平常点(レポートを含む。30%)と試験(70%)で、総合的に評価する。  
受講上の注意/Class Rules 教科書を購入し、予習・復習すること。  授業への出席と討論への積極的参加を期待する。  
受講制限/Prerequisit  
関連する科目/Related Class  
教科書/Text
著者名 田中豊治著  
著書名 『環境と人間の共創』  
出版社名 学文社2007年  
ISBNコード  
指定図書/Assigned Books
著者名  
著書名  
出版社名  
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参考文献/Bibliography
著者名  
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